おいしい和菓子とお抹茶で一服しませんか?
お抹茶は自分で点てれますが、和菓子を自分で作れたら喜びもまたひとしおですよね♪♪
そこで、今回は、料理ど素人の僕が、あん作りから始める「おうちで和菓子作り」に挑戦しました!!
意外と簡単にできましたよ!
それでは作り方を書いていきますね。
(和菓子を作るにあたり、Youtubeで色んな和菓子作りの動画を見て勉強しました。)
1.僕の料理レベル
料理は全くしません。週7日スーパーのお惣菜を買って過ごしています。
なお、和菓子作りは過去に一度京都で体験したことがあります。(この一度きり)
この時は、既にあんが作られていて、和菓子を形作るところからのスタートだったので、あん作りからは今回が初めてです。
そのため、僕の料理レベルはど素人と言えます。
2.用意するもの
(1)食材
・白あん
・こしあん
・白玉粉
・食用色素(赤、青)
白あん300gあれば、だいたい8個~10個の和菓子が作れます。
こしあんは、白あんと同じ分量があれば良いです。
今回は以下の写真のとおりのものを購入しました。
白あんは「業務スーパー」、こしあん、白玉粉は「ドン・キホーテ」で購入です。
参考までに分量と値段を以下に記載します。
白あん | 300g | 300円くらい |
こしあん | 350g | 298円 |
白玉粉 | 200g | 298円 |
食用色素(赤) | 2g | 228円 |
食用色素(青) | 5.5g | 138円 |
※白あんの値段を忘れたので、正確な価格は分かりません。。
※白あんは普通のスーパーではなかなか売っていないので、Amazonで購入した方が良いかもしれません。
なお、白玉粉はほとんど要りません。
色んなサイトを見ましたが、白あん300gに対して、白玉粉6g程度で良いようです。
食用色素は以下のものを買いました。(近所のスーパーで購入)
材料費はとても安いですね!!
(2)道具類
・ボウル
・へら
・サランラップ
・三角棒
まず、ボウルとへらですが、白あんとこしあんをレンジでチンするために使います。
市販の白あんとこしあんは、水分が多く含まれており、触るととても柔らかく、ベタベタしており、和菓子の形を形成するのに大変不向きです。
そのため、水分を抜くために、あんをレンジで温める必要があるのです。
次にサランラップですが、ひとたび白あんで生地を作ると、今度は乾燥して固くならないようにするために使います。
最後に三角棒ですが、以下のような道具のことを言います。
和菓子の様々な模様を作るために、和菓子職人さんはこの三角棒を使っています。
三角の尖った側面で模様を入れているんですね~
なお、僕は三角棒を持っていないので、 「茶杓」で代用しました。
模様を入れるのが目的なので、代用できるものがあればそちらを使って問題ないと思います。
3.完成イメージ
やはり5月といえば鯉のぼりですよね!!!
なので、「鯉」をテーマにします。
水面から身をよじって飛び上がるような鯉をイメージしてみます。
そこで、まずは完成イメージをスケッチします。
完成イメージはこちら。
こんな鯉をイメージした和菓子を作ろうと思います。
4.和菓子の作り方
それでは和菓子を作っていきます。
(1)白あんで生地を作る
①求肥(ぎゅうひ)を作る
まず、求肥を作ります。
この求肥を白あんに加えることで、もっちりした食感になるそう。
求肥は白あん300gに対して、白玉粉6g、水10gが目安らしいです。
白玉粉6gと水10gを混ぜます。
以下のようになりました。
②白あんに求肥を混ぜる
白あんを開封し、ボウルに入れます。
その後、ボウルに①の求肥を入れ、へらで混ぜ合わせます。
③白あんをレンジでチン
今の状態だと、白あんが水分を多く含んでいるため、とても柔らかくてべとべと手に引っ付き、和菓子の形が形成できないので、レンジで温めて、水分を飛ばします。
白あんを手で触ってみて、手に引っ付くか付かないかくらいのレベルになるまで、レンジで温めて水分を飛ばします。
このとき、レンジへ入れる前に、白あんが効率的に温まるよう、ボウルの内側面に白あんを薄く伸ばします。(表面積を大きくする!!)
こんな感じ。
まず3分お試しでレンジで温めます。
3分後こんな感じに。
白くなっている部分は水分が抜けてパサパサになりましたが、かき混ぜるとまだまだねっちょりしています。
手にも引っ付きます。
そこで、追加で3分レンジでチンしました。
追加の3分後、こんな感じに。
良い感じ♪
かき混ぜてみると、手にあまり引っ付かず、ちょうど良い固さになっていました。
④冷ます
③でできた白あんを、よくかき混ぜた上で、2等分し、サランラップに巻きます。
ここからは一転、保湿です。
サランラップに巻いた後は冷まします。
※冷蔵庫に30分入れました。
(2)こしあんを整える(固さ調節)
①こしあんをレンジでチン
こちらのこしあんも、市販のものは水分を多く含んでいるため、とても柔らかくてべとべと手に引っ付いてしまい、和菓子を作りづらいので、レンジで温めて水分を飛ばします。
こしあんを手で触ってみて、手に引っ付くか付かないかくらいのレベルになるまで、レンジで温めて水分を飛ばします。
ドンキで買ったこしあんですが、店で手に取った時からとても柔らかい状態だったので、白あんよりも長い時間レンジで温めることにします。
白あんと同じく、ボウルの内側面にこしあんをへらで引き伸ばします。
めちゃくちゃテカってて、いかにも水分が多そうですね。
とりあえず4分温めます。
4分後こんな感じに。
やばい、おしるこみたいになってもうた!!!
どうやらめちゃくちゃ水分が多いようです。
追加で4分温めます。
かき混ぜた後、レンジへ。
追加の4分後、こんな感じに。
良い感じですが、まだ手に結構引っ付いたので、かき混ぜた後、追加で3分温めることに。
(これはやりすぎだったかもしれません。後で食べた時に、こしあんが若干固く感じたので。。。固さ調節は練習が必要です。)
追加の4分後、こんな感じに。
②冷ます
①でできたこしあんを、よくかき混ぜた上で、2等分し、サランラップに巻きます。
サランラップに巻いた後は冷まします。
※すごく熱かったので、冷凍庫に30分入れました。これも後々固くなる原因だったかもしれません。冷蔵庫にすればよかった。。。
(3)形作り
ようやく下準備ができました。
いよいよ所謂和菓子作りとなります。
①着色
冷ました後の白あんとこしあんです。
まず、白あんをゴルフボールサイズくらいに千切ります。
そのゴルフボールをさらに3:2くらいの大きさに千切ります。
こんな感じに。
やや大きい方を手のひらに乗せ、平らにつぶした上で、赤の食用色素を付属の小さなスプーン1杯分載せます。
ここからコネコネして、生地全体を赤色にします。
※注意
食用色素を上記のように直接粉末をかけるやり方だと、色にムラができてしまいました。後述の、水に溶かした上で爪楊枝等で着色してからこねた方が、ムラのない色に仕上がります。
着色後、こんな感じに。
ムラができてますね。。。
気にせず次参ります。
②包あん
赤い生地と白い生地をくっつけた上で、平らにします。
この時、赤い生地と白い生地の境界線は、一方の生地を引き延ばしてくっつけることで「ぼかし」ます。
こんな感じに。
その後、裏返しにし、こしあんをゴルフボールくらい千切ったものを載せます。
こしあんを白と赤の生地で包んでいきます。
これを「包あん(ほうあん)」と言います。
こんな感じになりました。
③模様作り
ここから模様作りです。
まず、②でできた球体を少しつぶした上で、鯉のヒレの形を指でつまんで形作っていきます。
その後、茶杓の「露」や「追取」の部分で模様を入れていきます。
※「露」は茶杓の先端部分、「追取」は茶杓を持つ部分です。
(この模様を入れている部分、写真を撮り忘れました。。。後段で青色バージョンを作っていますが、その時の写真がありますので、最後までお読みいただければと思います。)
目玉の部分は、こしあんを小さく千切って円形にしたものを付けました。
(4)完成
できあがった和菓子がこちら!!!
なかなか良いのでは!?
色ムラあった方が逆に魚っぽくて良かったかも。
(飛び上がる躍動感はないけどねw)
それでは一旦、お抹茶とともにいただきます。
5.感想
味は市販の練りきりと変わりありません!w
冷凍庫に入れてしまったせいか、中のこしあんが少し固かったですが。。。
中のこしあんは、我ながら上手に包まれていましたw
こんな感じ。
自分で作った和菓子を食べた後のお抹茶は、これまた格別においしく感じました。
下準備に2~3時間ほどかかりましたが、その後の和菓子の形作りは20分ほどでできました。
自分の好みの形にすれば良いし、特別なスキルは不要なので、ど素人の僕でもとても簡単にできましたよ!
6.着色方法を変えて再チャレンジ
色ムラができてしまったので、着色方法を変えてもう一つ、今度は青色で鯉を作ってみました。
①着色~模様入れ
食用色素を水で溶かした上で、爪楊枝で生地へ着色します。
コネコネしたら、今度はまんべんなく青色が着色しました。
きれいな色になりましたね。
食用色素は、水で溶かした上で使った方が、まんべんなく着色するには良さそうです。
包あんしていきます。
模様を入れます。
②完成(青色の鯉)
青色の鯉が完成しました!!!
こちらも、我ながら良い出来です!!w
以上、おうちでできる和菓子作りでした。
ど素人でも特に問題なくできることがお分かりいただけたかと思います。
また、和菓子はアイデア次第で色んな形にできるので、作っていてとても楽しいですよ!!
外出自粛が続く中、ぜひお試しいただければと思います。
それでは今回はここまで~