先日、9/13に受けた世界遺産検定2級が合格したので、今回はその時の体験模様をば。
(準備不足と直前に諸事情でバタバタしたこともあり、めちゃくちゃ大変でした…)
今回は3級と2級のダブル合格を狙い、2つを同時申し込みしました。
試験日は9/13(日)。
2ヶ月くらいかけてゆっくり準備しようかと思ったのですが、やはりなかなか計画通りにはいかないもの。
8月末時点で3級テキスト読了1回、2級テキスト読了1回、2級過去問1回分(不合格ライン)という状況。
やばい、ここ(9月)からあと2週間で猛勉強せなあかんと思った矢先、試験前日の9/12(土)は実家の駐車場の草むしりのお手伝いをしに帰らないといけなくなりました。
(ちょっと実家でイベントがあり、野放図に生え散らかしていた駐車場の草を抜く必要がありました。とても暑い時期で、この草むしりをおかん一人では熱中症になりかねないので、急遽手伝う必要が出てきたのです。)
ちなみに草はこんな感じで生えてました。
(地面が見えない部分がたくさんありますね。。めちゃくちゃ虫に刺されつつ、草むしりしました。。。)
そのため、試験前日の9/12(土)は実家で草抜きをするために、9/11(金)の最終新幹線で実家へ帰り、9/12(土)に1日草抜きした上で慌ててまた夜に東京へ帰り、翌日9/13(日)の試験に臨みました。
帰りの新幹線ではひたすら2級テキストを読み、家に帰ってからは結局朝方3時くらいまで過去問をひたすら解きました。
しかし、ここでさらなる試練が。。。
9/13(日)は会社業務をしなきゃいけないことになりました。
最悪。
なんとか午後の4時間だけは休みにさせてもらい、午前の3級は受験を諦め、午後開催の2級だけに絞ることにしました。
おかげで9/13(日)は、かなりハードな1日に。
こんな感じに。
8:30 リモートで会社業務始業
12:30一旦休憩
~試験会場へ移動~
14:30~15:30 2級の試験
※しかし、会社業務に戻る必要があり、残り30分を残して15:00には試験会場を後に。。。
16:30 リモートワーク再開。
結局、0時過ぎまでリモートワーク。
ひどい会社や、、、
試験でこんなバタバタしたのは初めてです。
しかし、逆を言えば、どんな状況であれ諦めなければなんとかなるということ。
時間がないというのは決して言い訳にできないということを身を持って実感できました。
なんだか変な自信がつきましたww
3級受験のお金も払ったのに受けれなかったのは大変悔しいのですが、まぁ2級が受かったから良しとするか。。。
今回、かなりの制約があった中で、特に直前はめちゃくちゃ集中して効率良く勉強できたと思います!!
というわけで、世界遺産検定2級の所感から。
- 難易度:普通
- 勉強にかけた時間:20時間強くらい
- コスト:¥16,245
①世界遺産検定2級の概要
世界遺産検定HPより、検定の基本情報を以下に抜粋します。
◆合格率
第39回(20年2月)
受験者:2,107人
合格者:1,290人
合格率:61.2%
合格率60%超えなので、そこまで難しい試験ではないはずです。
◆受験資格
2級は誰でも受験可能
※1級は2級の合格が条件
②所感
1.難易度
決して超簡単というわけではありません。
難易度としては普通と思います。
2.勉強にかけた時間
20時間強です。
内訳はこんな感じ。
3級テキスト読了:3時間
2級テキスト読了×2周:13時間
過去問全4回×2周:4時間強
2級のテキストはだいたい250ページあるのですが、1ページあたり1.5分くらいのペースでしか読めませんでした。
2周読んでも完璧に覚えられるわけでは全くなく、ほとんど頭には残りません。
完璧に覚えるには、感覚論ですが10回は読み直す必要があるのではないでしょうか。
なので、テキストを暗記するよりも、過去問をひたすら解いて、傾向や毎年出る分野を把握して、テキストの再読箇所はその部分に集中させる、という方法が良い気がします。
実際、テスト直前まで過去問を繰り返し繰り返し僕は解きました。
3.ポイント
テキストからは以下の部分が毎回出てるので、テキストを繰り返し読むのなら以下は確実に抑えておいた方が良いです。
◆登録基準
これです。
これは残念ながら丸暗記が必要です。
自分は、1要素ずつ取り出して「創造的、文化、文明、科学技術、伝統的集落、出来事、自然、地球、生態、絶滅」と覚えました。
◆日本の世界遺産
こちらはくまなく暗記です。
テキスト上、小さな字であっても出題可能性があるので、諦めて丸暗記が必要です。
◆建築様式と写真
建築様式の特徴や名称(ロマネスク式、ビザンツ式、ロココ式、、、)と、その様式の代表建築物の写真の組み合わせ選択問題が必ず出ます。
2点問題が2つ出るので、ちゃんと覚えてたら4点稼げます。
しかし、正確に覚えてないと、2問芋づるで間違えてしまいます。
配点的に落とせないので、ちゃんと覚えたい部分です。
◆テキスト外からの出題
試験実施年度の世界遺産委員会の開催国を問う問題が必ず出ます。
テキストには載ってないので、ネットで調べておきましょう。
※今年は中国福建省開催でしたが、コロナで中止となりましたが、開催国を問う問題は出題されました!!
4.コスト
16,245円
※内訳
テキスト代:3,795円
問題集代:1,650円
受験料:10,800
◆テキスト代:3,795円(2級テキスト:2,200円、3級テキスト:1,595円)
問題からほとんど出題されるので、テキスト購入は必須です!
テキストはこちら。
※2級はテキストから8割以上が出題される、とのこと。
2級テキスト
3級テキスト
◆問題集代:1,650円
もはや2級の問題集しかできなかったので、コスト計上は2級のみで。
正直、テキストよりも問題集(過去問)を繰り返しやるのが一番大事と思います。
直前は、テキストの読み直しではなく、この過去問の反復に時間を費やしました。
これが一番効果的です。
※新しければ新しいものが良いと思います。世界遺産は毎年増えてるので。自分が使ったのは2019年度版でしたが。。
◆受験料
2級:5,900円
3級:4,900円
検定の中では高い方ですね。。。簿記とか2,000円台だった気がするし。
③結果
マイページからこんな電子ファイルをダウンロードできました。
何点だったかはマイページからは分かりませんでしたが、自己採点では76点でした。
④さいごに
効率良く合格するには、最新年度の過去問を繰り返しやるのが吉と思います。
2級まではこの対策でなんとかいけると思うのですが、1級は対象範囲の世界遺産が全てなので、一気にハードルが上がります。
※2級は対象の世界遺産が300件しかありませんが、1級は全部なので、一気に約4倍まで膨れ上がります。
というわけで、2級合格により、1級への挑戦権を得たので、次は1級に向かって頑張りたいと思います。
今年取りたいと宣言した資格がほとんど計画倒れになっているので、巻き返していきたいです。
それでは~