築地本願寺へ行ってきました。
東京の築地駅にあるお寺です。
浄土真宗本願寺派のお寺。
浄土真宗本願寺派の本山は、京都にある西本願寺です。
この築地本願寺は、西本願寺の直轄寺院になります。
(ちなみに、京都の西本願寺は「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されています。)
本願寺派は通称『お西』と言われています。
お西があればもちろん『お東』もあります。
『お東』は東本願寺のことです。
東本願寺は浄土真宗大谷派のお寺です。
実際、京都駅の北側の土地に、それぞれこんな感じで西側に西本願寺、東側に東本願寺があります。
同じ浄土真宗なのに派閥が色々ありますね。
実際、真宗十派と呼ばれていて、上記の本願寺派や大谷派を含めて十個の派閥があります。
話が逸れました。
築地本願寺の敷地内はこんな感じ。
広いです。
改めて本堂を。
日本のお寺は瓦のイメージがありますが、こちらの築地本願寺は全く見た目が異なります。
この築地本願寺、元々は浅草に1617年に西本願寺の分院として建てられました。
その後、1657年に明暦の大火で焼失し、1679年に築地で再建されました。
しかし、1923年の関東大震災で伽藍が焼失し、1934年に現在の本堂が竣工されたとのことです。
この本堂の様式は古代インド様式で、これは設計者である伊藤忠太博士(元東京帝国大学教授) と当時の浄土真宗本願寺派の門主、大谷光瑞さんが旅したアジアやシルクロードの影響だとか。
ひと際目立つデザインですね~~
かっちょいいですな!!
左右に灯ろうがあります。
光顔巍巍(こうげんぎぎ)と書いてあります。
威神無極(いじんむごく)と書いてあります。
これらは、『仏説無量寿経』というお経の一部で、四言八十句からなる偈文の始まりの句です。
『仏説無量寿経』自体はかなり長いお経で、全部読むのにだいたい45分ほどかかると思います。
そのうちの一部を切り出したこの偈文は、『嘆仏偈(たんぶつげ)』と呼ばれています。
法蔵菩薩(ゆくゆく阿弥陀如来になる)が世自在王仏に対して唱えた、「光顔巍巍 威神無極 如是焔明 ・・・・」と続いていきます。
法蔵菩薩が阿弥陀如来になった時にはすべての衆生を救うのだという誓いが述べられており、とても重要な一部分であるため、浄土真宗では勤行でよく読まれています。
この『嘆仏偈』の句が灯ろうに書かれています。
さて、本堂を間近で見るとこんな感じ。
本堂内はこんな感じ。
本堂内はライブ配信してるとかで、結構ハイテクです。
さて、築地本願寺といえば、併設カフェ『築地本願寺カフェ Tsumugi』の『18品の朝ごはん』が有名ですが、チラ見したところ混んでたので、こちらへ行くのは諦めて。。。。
本堂向かって右側のティーラウンジへ行ってみました。
※築地本願寺カフェ Tsumugiは本堂向かって左側にあります。
お抹茶出してくれるとのことなので、早速注文。
お菓子は『本願寺饅頭』を選びました。
(他にも最中とかが選べますよ!)
こんな感じ。
本願寺饅頭ってこんなやつ。
『寺』って書いてありますね。
寺の字の上がドーム型になっていて、築地本願寺の本堂を表してるのかな。
抹茶はこんな感じ。
裏千家だときめ細やかな泡で覆われてますが、こちらは違います。
表千家は泡を点てすぎず、泡立っていない部分を三日月型に残すと聞いたことがあります。
そんな感じかな???
100%泡立ちではない抹茶をいただくのはこれが初めてです。
で、感想ですが。。。。
ん~~~
泡立ち100%の方が僕は好きかな。。。
泡立てば泡立つほどクリーミーな食感になるのですが、こちらはなんか煎茶の延長?って感じがしました。
まぁ好みなので人それぞれですからね。
ちなみに、西本願寺は茶道の一派である『藪内流』と関わりが深いらしい。
銀座から近く、都会のビルが立ち並ぶコンクリートジャングルの一角で、このように広大な土地で尚且つ落ち着く空間があるって素晴らしいですね。
最後にもう一度パシャリ
というわけで、築地本願寺でお抹茶を頂いたお話でした~~~
今回はここまでです。
それでは~