ふと思い立って、『男はつらいよ』でお馴染みの舞台、「柴又」へ行ってきました!
の続き。
今回は、帝釈天題経寺を紹介します。
映画『男はつらいよ』でいう、御前様がいらっしゃるところですね。
柴又駅からは徒歩3分、めっちゃ近いです。
立派な門です。
帝釈天題経寺は日蓮宗のお寺とのこと。
日蓮宗なので、「南無妙法蓮華経」ですね。
であれば、本尊はこのお題目の「南無妙法蓮華経」なはずですが、なんで「帝釈天」が目立ってるのかな。。。
と、気になってWikipediaを読むと、以下の記載がありました。
18世紀末、9世住職の日敬(にっきょう)の頃から当寺の帝釈天が信仰を集めるようになり、「柴又帝釈天」として知られるようになった。
・・・・・
「柴又帝釈天」の通称で専ら呼ばれるが、当寺の日蓮宗寺院としての本尊は帝釈天ではなく、帝釈堂の隣の祖師堂に安置する「大曼荼羅」(中央に「南無妙法蓮華経」の題目を大書し、その周囲に諸々の仏、菩薩、天、神などの名を書したもの)である。
なので、途中から帝釈天信仰が盛り上がってきたために、帝釈天をトレードマークにしたというわけですね。
帝釈天が本尊ではない旨も記載されています。
ちなみに、帝釈天とは、仏教の守護神である天部の一つとされます。
如来、菩薩、明王、天部、羅漢、など、様々な仏さまがいらっしゃいますが、そのone of themと捉えておけば良いでしょう。
ちなみに、こういった仏さまの種類は、以下の本にとっても分かりやすく書かれています。
しかもマンガ形式で一気に読めます。
これ読むだけで、観光でお寺に行った際に見る仏像が、一体どんな仏さまなのかが分かるようになります!!
話が逸れました。
さて、先ほどの立派な門をくぐるとこんな感じの境内(けいだい)になってます。
広い!!
案内図があったので、題経寺がどんな造りなのかを確認します。
ん??
奥に茶室があるぞ???
こりゃ行かんとあかんな!!
というわけで、後で庭園にも行ってみることにします。
なお、庭園は入場料が400円します。
邃渓園(すいけいえん)という名前の庭園らしい。
(でも、茶室は入れないんだろうなぁ。。。)
境内を違う角度からパシャリ。
『男はつらいよ』第1作目で、久しぶりに寅さんが御前様と顔を合わせる場所はこのへんかな。
第1作目の開始直後のシーン。
祭りに参加してた寅さんが、御前様を見つけて駆け寄ります。
寅さん
「御前様、御前様でしょ? おひさしゅうございます。
あっしですよ、寅ですよ! 覚えちゃいねえかなぁ~
車平蔵のせがれ、寅次郎でございます!」
こんな感じのシーン。
さて、本堂はこんな感じ。
おみくじも売ってますが、自分は素通り。
ちなみに、浄土真宗のお寺ではおみくじを売っていません。(例外はあるかもしれない。。)
厄とか迷信とか、そういった自分以外のものに起因する迷いに振り回されてはならない、という考え。
さて、次は本堂の裏に回って、庭園「邃渓園(すいけいえん)」へ向かいます。
入場料400円を払って、中に進みます。
毛氈が敷かれています。
良い感じ。
この漢字、「邃渓園(すいけいえん)」って書いてあるんですね。
どんどん進みます。
座敷の中も。
南無妙法蓮華経って書いてある。
お庭の方はこんな感じ。
素晴らしい!!
やーー、、素晴らしい!!
お手入れ大変やろな。。。
なお、この庭園内は進入禁止です。
当たり前か。。
毛氈をつたって、ずんずん歩いていくと、お目当ての茶室に着きました。
ですが、やっぱ予想通り入ることはできないようです。
なので、外観をパシャリ。
いつか茶室作りたいな。
蹲(つくばい)も見えました。
茶室は入れないので諦めて、さらにどんどん歩きます。
池がありました。
鯉が泳いでいます。
庭園って素晴らしい
なんでこんなに和むのでしょうか。
西洋は左右対称のガーデンなのに対し、日本は非対称で省略の美を踏まえた造りになっていて、、、とか聞きますが、なんか分からんけど単純に素晴らしいって思えます。
これにて、邃渓園(すいけいえん)は終わりです。
結構広い庭園でした。
とても癒されました。
邃渓園(すいけいえん)を出て、題経寺から出ます。
帰りがけに、鐘つき堂をパシャリ。
とても楽しめました。
また来たいですね。
題経寺の次は『寅さん記念館』へ向かいます。
向かう途中、すごく大きな空き地?がありました。
題経寺のすぐ隣りの位置です。
東京23区でこんなに空が広く見える所は他にあるでしょうか。。
コンクリートジャングルから逃れるには柴又が最適ですね!
というわけで、今回は『帝釈天題経寺』のお話でした〜
とても落ち着く場所なので、ぜひ行ってみてください!