上げ馬に野次馬

茶道男子始めました。茶道きっかけで和菓子にのめり込んでます。和菓子と趣味の投資について綴っていこうと思います。

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「ナチ・ハンターズ」感想 ※ネタバレ少しあり

Amazon primeで配信中の「ナチ・ハンターズ」を見ました!!!

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 (画像引用元:Amzon Prime Videoサイト)

 

以下の2点がとても気になったので、見始めることに。

 

①アル・パチーノ主演

 ⇒ドラマって珍しいですよね。。。

 

②ストーリーが秀逸

 ⇒戦後、アメリカで正体を隠して平穏に暮らすナチス逃亡犯を探し出し、復讐と正義のために制裁を下します。そんななか、想像もつかない大きな陰謀が浮かび上がり。。。

 「ナチ・ハンター」とは実際に存在した過去があるとのことで、その史実から着想を得た物語となっていることのことです。

 歴史もアクションも楽しめる点が見始めるきっかけとなりました。

  

結局、次が気になって気になってしょうがなくなり、一気に見てしまいました。

(海外ドラマあるあるですね。。。一気に見れるAmazon prime、とても重宝しています!!!)

※以下から申込み可能ですよ!!!

 

 

それでは、あらすじや感想を書いていきたいと思います。 

①あらすじ

ひ弱な青年ジョナ。

おばあちゃん(サフタと呼ばれている。サフタはおそらく祖母の意)と質素な2人暮らしをしているが、ある晩、そのおばあちゃんが殺されてしまう。

おばあちゃんの葬式で謎の老人、マイヤー・オファーマン(アル・パチーノ)と出会う。

彼こそが、ナチ狩りを行う集団「ハンターズ」のリーダーだった。

おばあちゃんの仇討ちまではすんなり実行したジョナ、「ハンターズ」のメンバーとしてナチ狩りの活動に加わることになるのだが、その他の自分には関わりの薄いナチス残党への制裁は躊躇してしまう。

しかし、強制収容所の生き残りである「ハンターズ」メンバーから、無残に葬られた600万人の同胞の物語を学んだり、マイヤーからの教えを聞く過程で、”やるべきこと”を次第に自覚していく。

 

一方、政界、産業界、至る所に潜伏するナチス残党は、権力も併せ持っており、壮大な計画である「第四帝国建設」を秘密裏に進めており、、、 

ハンターズ VS ナチス残党 の構図で物語が進んでいきます。

 

1話60分で全10話の構成です。(第1話だけ90分)

10話って良いですよね。あっという間に見終わります。

 

※予告編はこちら


アル・パチーノ主演『 ナチ・ハンターズ』 |Amazonプライムビデオ

 

②見どころ

・ハラハラする展開

 ⇒ナチスは追われるだけではなく、「ハンターズ」を追う側でもあります。特にナチ側の若い殺し屋がかなり猟奇的でクレイジーで、とても不気味です。 

 

決してテンポが速いわけではないのですが、ゆったりさが逆に緊張感を引き寄せ、とてもどきどきさせてくれます。

というか、1977年の設定で、戦後32年なので、その他のナチス残党はおじいさんの年齢なのですが、まぁまぁ強いっていう。(追う側の青年ジョナですが、何度も返り討ちをくらい、一瞬ピンチに陥ります。)

 

・ギャグ要素?

 ⇒所々にブラックジョークを絡めたテレビ番組、CM風の一コマが入ります。

 これが重苦しい雰囲気を適度に軽くしてくれています。

 

・復讐の果てに。

 ⇒マレーとミンディという老夫婦が出てきます。

 過去に収容所へ入る際に、子供を殺されます。

 ようやく殺した犯人を見つけ、約30年待ちに待った復讐をいざ遂げようとするも、果たしてこれで良いのかという葛藤が起きてしまい、復讐を躊躇するシーンが描かれています。。。

 善悪について考えさせられます。

 

③感想

・オチは納得できない。

⇒正直、最終話が納得できません。

(マイヤー・オファーマン(アル・パチーノ)が実は・・・ってところ)

 色々伏線があり、途中でマイヤー・オファーマンが何だか怪しいなぁとは思うのですが、この最終話のどんでん返しはかなり強引と感じました。

 シーズン2につながるような伏線(次の舞台のヨーロッパ?、メンバーの裏切り?)もありましたが、次のシリーズは見る気あまりしないなぁ。。。

 ※この終わり方は個人的にはとても残念でした。

 

 これほど最終話で、「えっ!?こんな形で終わっちゃうの?」て思うのは、「TAXI ブルックリン」以来です。このドラマも最後ひどかったなぁ・・・めちゃくちゃ唐突に終了しました。(そういった意味では一見の価値ありです!!!)

 

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・ナチスが本当に残酷。

⇒これまでにもナチスの残酷さを描写した作品はありましたが、これも同じくです。

 胸糞もんです。

 特に、人間チェスゲームは引きました。

 (囚人がチェスの駒をさせられているが、負け手になった囚人は殺される。)

 ※この描写については、アウシュビッツ記念館から、危険な愚かさとして批判されています。

 その他、数人を並んで歌わせたうえで、歌詞を忘れた、音程を外した、という理由だけで囚人を殺していくなど。。。

 

 ただ、人間、極限状態であれば、あり得ない話ではないのではないかと。。。このような時代にさせないためにも、歴史を繰り返さぬよう、一人ひとりが歴史を学ぶ必要があると改めて感じました。

 (日本軍はどうだったんだろう。。。)

 

 また、このドラマから、ペーパークリップ作戦というものを初めて知りました。

 以下、wikipediaより

ペーパークリップ作戦(ペーパークリップさくせん、英:Operation Paperclip)は、第二次世界大戦末から終戦直後にかけてアメリカ軍が、ドイツ人の優秀な科学者をドイツからアメリカに連行した一連の作戦のコード名である。ペーパークリップ計画 (Project Paperclip) とも呼ばれる。1945年、統合参謀本部に統合諜報対象局 (Joint Intelligence Objectives Agency) が設けられ、この作戦に関する直接的な責任が与えられた。

出典:wikipedia

 こうやって生き延びていた人がいたのですね。政府の考えることは恐ろしい。 

 

・ジョナは正義か。

⇒何とも言えません。

 最初ひ弱な感じだったジョナは、途中からナチ狩りへの使命感に目覚め、顔も決意に満ちた顔へ変わっていきます。ある時、ジョナの旧友たちがマイヤー宅で車に乗り込むジョナを見かけるのですが、この時の顔には揺るぎない信念が満ち溢れていました。

 なんかもう狂信的な感じ。

 これを見て、「24」によく出てきたイスラム過激派テロリストが頭によぎりました。。。(彼らもある意味信念に突き動かされてますもんね。。。)

 正義とは、、、僕にはまだ何とも言えません。

 

 と、かなり見入ってしまったのですが、これもジョナの心理面の成長?をうまく俳優さんが体現してるからこそ。

  

 ローガン・ラーマンという役者さんだそうです。

 パトリオット』でメル・ギブソン演じる主人公の子供の一人を演じて映画デビューしたとのこと。 

 なんだかものすごく感情移入できました。

 この俳優さんがすごく上手なんですね!

 

とまあ、スリル満点で、次が気になって気になってしょうがない、飽きないドラマだっただけに、最後だけは個人的には微妙でした。

しかし、トータルで考えると、とても良いドラマだったと思います。

(新しい知識が増えましたし。でもシーズン2は微妙かなぁ・・・あればですが。)

 

また面白いドラマを見たら感想記載していこうと思います。

 

 

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