先月、実家のおかんからこちらの写メが届きました。
実家で採れた青梅です!!
採れたといっても、実家では梅を栽培してるわけではありません。
うちの畑に生えている梅の木から勝手に実がなったのです。
そこからおかんが採取してきたというわけ。
この写真だけ見ると、可愛らしくて良いな~と思えてきますが、現実はそんな生易しいものではありません。。。
うちの畑に生えている梅の木が育ちに育ちまくっていて、枝が伸びすぎてしまい、隣にある電車の線路に侵入しかかっていると。
モサっとした梅の木が電車に当たると大変なので、伐採せなあかんと。
というわけで、梅の枝をのこぎり片手に、何日もかけて伐採していたらしい。
これがもうめちゃくちゃ大変な作業。。。。
先月、たまたま帰省した週末があったのですが、その時に自分も梅の木伐採を手伝いました。
これ、超絶力作業です。。。
梅の木ってめちゃくちゃ硬くて、のこぎりで何度も上下に削らないと切れません。
しかもそれなりに太い。
500mlのペットボトルくらいの太さあります。
案の定、筋肉痛になりました。
おかんはそれから、何日もかかって梅の木と格闘してたとのこと。
その模様は連日、家族LINEに不満・苦情・ぼやき(ぼやきなんて生易しいものではないなww)とともに投稿されてきてましたww
そんな格闘から採れた青梅。
量はキロ単位で採れたらしい。
お疲れさまでした。。。
僕は1日だけしか手伝えませんでしたが、5月末だったからまだいいものの、もう少し夏が近くなると毛虫がわんさか出てきてしまうので、僕には無理だったな。。。
(毛虫、触れない、苦手。。。)
これを一例に、多くの食べ物が農家さんの多大な献身を経てスーパーに並んでいるんだなと身をもって知りました。
こういう経験があればこそ、なおさら自然と「いただきます」の言葉が出てきますね。
(フードチェーンの松屋とか吉野家で、「いただきます」を言わない人が多いのに、昔から不満な僕。。)
で、キロ単位で採れた大量の青梅をどうしたかというと、さすがは好奇心旺盛、チャレンジ精神旺盛、さらに倹約精神※旺盛のおかんは、梅酒作りにチャレンジするとのこと。
※倹約精神とは聞こえは良いが、実際はケチケチ生活のエキスパート。僕も少なからずこの精神を受け継いでいるはず。
こんなん。
ネットで色々レシピ調べて、氷砂糖とか買ってきて挑戦したらしい。
さて、どれくらいでできるのやら。
梅と言えば、華道で「梅折らぬ馬鹿」ってよく聞いた気がします。
桜折る馬鹿とも。
梅は矯めがきくから矯めて形に動きを出して生けるのが良い、その反対で桜は矯めてはダメ、ということだったはず。
調べてみたら、こんなことわざが正式らしい。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」
桜と梅の剪定方法に違いがあり、それを表す言葉とのこと。
桜は下手に切ると菌が入り枯れてしまうのに対し、梅は切ると枝が増えていき、それに比例して花が多く咲くから切った方が良い、ということらしい。
類義語で「柿折らぬ馬鹿」や「桃を切る馬鹿」というのもあるとのこと。
というわけで、この時期のお菓子として『青梅』をねりきりで作ってみたくなった、そんなお話でした~~~