木村セツさんという方をご存じでしょうか。
91歳のおばあさんなのですが、『新聞ちぎり絵』で今とっても有名な方なんです!!!
こちらの作品をご覧ください。
こんばんは。以前作った「鯛」もしかしたらまだTwitterで公開出来ていなかったかもなのでUPします。今原画展で日本のあちこちをイキイキと泳ぎ回っていますよ〜。いつもより少し大きめなので見応えあります。
— 91歳セツの新聞ちぎり絵 (@setsu0107) 2021年5月17日
次の展示は5/20〜6/6「gamou あかね.ya」さん。埼玉です(^-^) pic.twitter.com/u7jkJ3oZC9
めちゃくちゃリアルな『鯛』じゃないですか??
それでいてとっても味がある作品です!
手作りだからこその温かみを感じますよね。
新聞紙のカラーの部分をうま~~く重ね合わせて作られてるんです。
しかも、90歳を超えてからこの作品作りを始められたようで。。。
その意欲や挑戦心、継続力には、「すごい」や「素晴らしい」という言葉が安っぽすぎて、代わりになんていう表現をすれば良いのやら。。
ただただ頭が下がります。
これを見せられてしまうと、僕たちが何かに挑戦しないことへの言い訳なんて見つからなくなりますね。
しかも、Twitterのフォロワー数は、現在5.7万人!!!
立派なインフルエンサーですよね!!
僕が木村セツさんを知ったきっかけは、おかんがこちらの2冊の本を買って読んでたから。
木村セツさんの作品集になっていて、Twitterで過去の作品を探すよりうんと見やすいので、とってもおすすめです!!
しかも、作品1つ1つに、関西人らしくユーモアたっぷりな短い文章が書いてあります。
それがまたおもしろいんですよ!!
こちらの本、新聞ちぎり絵作品のほかに、木村セツさんのこれまでの人生の回顧録も載っています。
この回顧録は興味深いものでした。
木村セツさんは、これまで農作業や喫茶店運営などをされていて、それはそれはとことん働いた、とおっしゃっています。
ご本人が「とことん働いた」とおっしゃるくらいなので、本当に四六時中動き回るような、肉体的にも大変な労働をされてきたんだなぁと想像します。
それでいて、娘さんからの勧めで90歳から急に新聞ちぎり絵を始められました。
一度集中したら途中で止めたくないから、深夜まで寝ないで作品作りに没頭する、Twitterにアップして「いいね」のリアクションをもらうと嬉しくてたまらなくて励みになる、とのこと。
めちゃくちゃ元気なおばあさんですよね!!!
僕は常々、100歳まで元気に株式投資がしたい、と思っています。
それには健康な状態で長生きする必要があります。
なので、木村セツさんがめちゃくちゃうらやましいですし、理想的な姿です。
で、回顧録を読む中で、木村セツさんからは、「健康な状態で長生きする」ことへの重要なポイントが示された気がしています。
僕が感じた重要なポイントはずばり、
フィードバックの即時性
です。
木村セツさんは若い頃「とことん働いた」ことにより、苦労が祟ってしまうのではなく、現在は頭脳明晰で元気に創作活動をされています。
昔、何をしていたかというと、喫茶店運営のため、実際に店舗に立って接客をしていたとのこと。
これは対面で人に対するお仕事で、いわゆる「to C」のカテゴリーですね。
ということは、自分が提供したものに対して、即座に「おいしかったです」とか「ありがとうございました」というリアクションをたくさん受けてきたことと思います。(反面、クレームも受けていたかもしれません。)
自分が作ったものに対して、即時にプラスのフィードバックがもらえる、これが毎日働くことへのモチベーションにつながることは明らかですよね。
このモチベーションが、やりがいや生きがいに強く結びついていて、それが毎日積み重なって90歳になってもめちゃくちゃ元気でいられる要因になったんだろうなぁと思います。
世の中にはたくさんの仕事がありますが、即時にフィードバックをもらえない仕事は多々あります。
・誰かの役には立っているんだろうが、それが具体的な誰かは分からない。
・大きなプロジェクトは完成まで時間がかかるので、今やっていることへのフィードバックがもらえるのも時間差がある。
こういった仕事って多いんじゃないでしょうか。
いわゆる「to B」の仕事やインフラ系の仕事って、こういった特性があると思います。
僕もそんな仕事に携わっていて、「これがあって良かった」と思ってくれる人の顔が見えない、ありありとその顔を想像できないことに不満を感じています。
以上から、「フィードバックを即時にもらえること」というのは、生きがいにつながるし、それが結果的に健康寿命の伸長につながっているんじゃないか、と思うわけです。
「フィードバックを即時にもらえること」は、現在の新聞ちぎり絵創作活動においても実現されています。
Twitterでの「いいね」の数を見て励みにしているとのこと。
対面ではなくオフラインではありますが、フィードバックの即時性を実現するSNSってすごい力がありますね。
というわけで、木村セツさんの新聞ちぎり絵から、人間が健康に長生きするには、フィードバックの即時性ってとても重要なんだなぁと感じました。
それ以外にも、常日頃人と会話することも健康寿命の伸長、何より頭脳の健康につながっていると思います。
最近、FIREという言葉が流行っていますね。
Financial Independence, Retire Early
の略で、経済的に自立して早期リタイアしようという主旨です。
自分にとっては「年300万の不労所得」の実現が経済的自立のゴールであり、この実現のために、マンション投資や高配当銘柄への投資など、色々なことをやっています。(まだ、10分の1も達成できていませんが。。。)
不労所得が実現できたら何をしたいか、これも明確に決まっていて、株式投資(デイトレード)と中日ドラゴンズの試合を毎日観ること、これがやりたいことです。
がしかし、株式投資=パソコンに張り付き、中日ドラゴンズの試合観戦=テレビに張り付き、これではフィードバックの即時性もなければ人との会話すらありません。
とても不健康な生活を目標にしてしまっていたんだなと気づきました。
これでは長生きできないぞ。。。
また、今の仕事もパソコンににらめっこの時間が多いので、自分の作ったものをすぐにリアクションしてもらえる仕事に変わりたいなぁと思った次第です。
最後に、とっても素敵なちぎり絵なので、もう一度こちらの本をおすすめしますね!!!
それでは~~