料理経験値0の僕が和菓子作りに挑戦するシリーズです。
今回は『落とし文(オトシブミ)』に挑戦したいと思います。
0.落とし文とは?
落とし文って何でしょうか?
以下にこう記載がありました。
落とし文(おとしぶみ)とは - 落とし文の読み方 Weblio辞書
公然とは言えないことを文書にして落としておくもの。落書(らくしよ)。
その昔の江戸時代において、秘密文書は、筒状に巻いたうえで、地面に落として他人とやり取りしていたのだそう。
「落とし文」とは秘密のお手紙ってことですね!
一方、初夏になると、広葉樹の葉を巻いてその中に巣を作り、卵を産む昆虫がいるのだそう。
この巻かれた葉っぱが筒状になっており、また地面にも落ちていることから、「落とし文」に似ているために、この昆虫は、「オトシブミ」と呼ばれるようになったのだそう。
というわけで、「オトシブミ」という昆虫がいるのです!
※昆虫のオトシブミの説明はこちら。
この「オトシブミ」が作る、巻いた葉を模して作られた和菓子が『落とし文』なのです!!
ゆえに、初夏に出る和菓子ということですね。
それでは『落とし文』を作っていきます。
1.練りきり【落とし文】の作り方
①着色
葉っぱなので、使う色は緑色だけです。
白あん大、中、極小1玉ずつと、こしあん1玉を用意します。
白あん大を緑色に着色します。
緑色は、抹茶を使って着色します。
コネコネして緑色になりました。
良い色になりましたね!
次は、葉っぱの形を作っていきます。
②形づくり
白あん中サイズを用意したのは、少し白みが残った葉っぱにした方が、青みがかり始めつつある感じを表現できて、これから夏が来るんだな、と思える気がしたからです。
まず、緑色の玉を平ぺったくします。
白い玉も平ぺったくして、上記の緑の生地に少しずらして重ね合わせます。
押し付けた後に、ひっくり返して、白い生地に重なった緑色の生地を、指で伸ばして「ぼかし」ていきます。
こんな感じになりました。
ん~~、イマイチ。。。
緑と白の境界線をもっと曖昧な感じにしたいのですが。。。
指を湿らせて生地を伸ばす方が上手くできると思い、やってみたものの、あまり上手くぼかせませんでした。
諦めて次へ進みます。
次は、葉っぱの形に輪郭を整えます。
(先端を鋭角にしたり、全体的に少し縦長にしたり微調整します。)
こんな感じになりました。
そんなに変化はありませんね。
ここで一旦、こしあんを球体から俵型に整形しておきます。
次は、葉っぱの葉脈を描いていきます。
三角棒で描こうと思ったのですが、使いづらかったので、爪楊枝で葉脈を描いていきます。
こう見ると、上手くいかなかったぼかしですが、自然界にある葉っぱのよりリアルな感じに見えてきましたね!!(自己満)
次は、先ほど俵型にしたこしあんに、この葉っぱを巻きます。
ほぼ完成ですね。
葉脈が少しカサカサな状態になっているので、手直しします。
※赤丸の部分
あんま変わってないか。。
次に、葉っぱの輪郭を少し反らせて、動きを出します。
分かりづらいですが、以下の赤丸の部分を反らしました。
所々、ウェーブさせてます。
最後に、極小の白あんを置きます。
これは「卵」をイメージしています。
少し濡らして葉っぱにくっつけます。
こんな感じになりました。
これにて完成です!!!
なんか、我ながら上手くできた気がするんですが!!!
それでは、お抹茶とともにいただきます。
2.完成
違う角度から。
割るとこんな感じ。
おいしくいただきました。
3.まとめ
今回は、『落とし文』を作ってみました!!!
意外と簡単?に作ることができました~
今回はここまでです。
それでは~
※しろあん、こしあんは「あんこの内藤」さんのものを使ってます!!
注文すると手書きのお手紙を頂けます☆☆☆
まとめ買いすればするほどディスカウントされるのでさらにお得!!