茶道を始めて1年半ほど経ちました。
始める前に一番不安だったこと、
すばり、
「どれくらいお金がかかるのか」
です!!w
この不安、多くの人に当てはまるのではないでしょうか。
「費用面が不安すぎて、なかなか始められない」
お金の不安で茶道を始められないのは本当にもったいない!
と、今でこそ思えますが、こういう不安が出るのも致し方ない気はします。
自分もそうでした。
当時の思考回路を振り返るとこんな感じ。
・お茶碗とか茶道具ってめちゃくちゃ高いものがあるから、お稽古代も高いのではないか
・月謝とは別に先生へのお礼とか、よくわからないしきたりがたくさんあって、月謝の他にたくさんのお金が必要なのではないか
というわけで、今回は、茶道歴1年半の僕の実体験を例に、茶道はどれくらいお金がかかるのかを解説していきたいと思います。
その前に、まず結論から。
・初期費用:13,000円
・年間費用:14万円
・随時費用:許状申請料による
ざっとこんな感じです。
それでは、解説していきます。
1.お稽古代
僕の先生のところの月謝は1万円です。
毎月のお稽古は3回です。
ただし、1月と8月のお稽古は1回です。
月1万円なので、1年間でお稽古代は12万円となります。
2.お稽古代以外のもの
僕が通っている先生のところでは、お中元とお歳暮があります。
何かお菓子とかの品物を送るわけではありません。
1か月分のお稽古代(月謝)と同額を先生に渡します。
なので、お中元として1万円、お歳暮として1万円を渡しています。
なので、1.と2.の合計で、年間費用は14万円となります。
3.許状の申請とお礼
裏千家では、お稽古を続けると、「各段階ごとに学ぶことを許可する「許し状」のことを「許状(きょじょう)」」を取得することができます。
ちなみに、許状とは裏千家の以下のページの記載があります。
今回、僕は以下の4つの許状(資格証でいうところの『中級』)を先生に申請していただきました。
・茶通箱
・唐物
・台天目
・盆点
・和巾
これら一括で22,300円でした。
なお、申請料のことを『挨拶料』と呼んでいます。
ここで難しいのがお礼です。
この申請料は、先生が裏千家本部に取り次いで下さるので、それに対するお礼ということで、申請料とは別にお礼としてお金を包んでお渡しします。
このお礼ですが、明確に決められてはいないのですが、「お礼は申請料と同額」という慣行があるようです。
そして、端数がある場合には丸めてお渡しするとのこと。
この丸めるというのが、四捨五入なのか繰り上げなのか僕は迷いましたが、僕は繰り上げにしたので、申請料22,300円に対し、お礼は3万円としました。
僕の先生のところでは、お礼は各自の判断なので、出しても出さなくても良いとのことでした。
また、気持ちの表現として可能な範囲で出せればよいとのこと。
金額は決まってない、とか可能な範囲で、と言われると判断に迷うかもしれませんが、僕の例をご参考にしてもらえればと思います。
4.初期費用
茶道を始めるにあたり、以下の6点は最低限必要です。
僕は百貨店で購入したので、13,000円ほどしました。
それでは必要な6点を紹介します。
①帛紗(ふくさ)
⇒お道具を清める際に使います。
②扇子(せんす)
⇒茶席での挨拶や、月謝を渡す際などに使います。男性用、女性用があります。だいたい、利休百首が書いてあります。
③懐紙(かいし)・菓子楊枝(かしようじ)
⇒お菓子をいただく際に使います。男性用、女性用があります。懐紙は男性用の方が大きいです。よく、お土産屋さんに色んなデザインの懐紙が売っていますが、だいたい女性用の小さい懐紙です。なので、男性の方は必ず店員さんに「男性用の懐紙はあるか」を確認すると良いでしょう。
左から、懐紙、菓子楊枝、楊枝入れ、です。
④古帛紗(こぶくさ)
⇒お茶碗を運ぶ時等に使います。濃茶をいただく際にも使います。
⑤帛紗ばさみ
⇒上記一式を入れるものです。
⑥白い靴下
⇒茶室に入る際に白い靴下に履き替えます。茶室に入るには身も心も清める必要があるためです。白は清潔であることの象徴なのです。(なので、家から白い靴下を履いてくるのはNGです。)
百貨店でなくとも、Amazonでも購入可能です。
しかも13,000円よりずっと安い!!!
5.お金はもちろん新札で
なお、お金は新札(ピン札)で渡すのが暗黙のルールとなっています。
こちらについては、以前記事を書きましたので読んでいただければと思います。
いかがでしたか?
茶道にはだいたいいくらくらいお金が必要か、イメージができましたでしょうか。
あくまでも僕の場合の例なので、ご参考にしてもらえればと思います。
地域・地方によっても月謝の額の違いはあると思いますので。
今回はここまでです。
それではまた~~~