上げ馬に野次馬

~茶と株と~ 茶道男子始めました。茶人になるまでの軌跡を綴っていこうと思います。お茶、和菓子をはじめとする日本文化の魅力を研究中の30代自称兼業投資家です。

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茶道を学ぶメリットとは【日本文化について物知りになる】【特技が増える】

茶道を学ぶと、どんなメリットがあるのでしょうか?

 

◇結論

たくさんありますよ!

日本文化について物知りになります!特技も増えます!

 

今回の記事では、このメリットについて深堀りしていこうと思います。

 

果たして、日本文化のどの分野に対して物知りになるのでしょう?

どんな特技が増えるのでしょうか?

いくつあるかなー??

 

 

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1.物知りになり、特技が増える理由

茶道とは総合芸術である、と言われます。

どういうことかというと、例えば同じく「総合」という言葉を使う「総合格闘技」を思い浮かべてみてください。

総合格闘技といえば、パンチあればキックあり、立ち技だけではなく寝技もあり、なんでもござれの状態で戦いますよね。

 

茶道もまたしかりなのです。

単にお茶を飲むだけではなく、季節に合わせた花、掛け軸、お菓子、茶室や露地といった建築、歴史などの日本文化を構成するたくさんの分野が絡み合って、奥が深い茶道の世界を成立させています。

これが、総合芸術と言われる所以と思います。

 

そのため、茶道を学ぶことにより、様々な分野の日本文化に触れることができるのです。

この多岐にわたる幅広い分野の勉強をしていく過程で、物知りになる分野が増えていきます。

また、勉強だけではない実技の分野もあるので、習得する過程で特技が増えていくことになるのです。

 

(しかし、これら日本文化の理解度が低いと、茶道の世界の素晴らしさを十分には理解できていないことになってしまいます。もったいないですね。ちゃんと勉強して思う存分、茶道の世界を楽しみたいですね。)

 

2.自然と勉強したくなる茶道

お稽古の時に、その日の掛け軸や和菓子など、先生から説明いただくものはたくさんあります。

掛け軸であればその意味を聞き、和菓子であれば銘や原料などを聞きます。

これをきっかけに

「掛け軸の意味を帰ったらもう一度調べてみよう、いつの時代の誰が書いたものなんやろか?」

「この和菓子はどうやって作るんやろか?」

などの尽きることのない興味が湧いてくるため、自然と勉強したくなるのです。

 

それでは、具体的にどういう分野に精通できるのかを記載していきます。

 

3.物知りになる分野(5つ)

物知りになるであろう5つの分野を紹介します。

①建築

茶の湯を行うための空間として、茶室と露地があります。

茶室とは、ポツンとこじんまりとしていて、何とも言えない佇まいを醸し出している建物ですが、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

どうやって入るんやろか?って思う小さな入り口が設けられていますね。これを躙口(にじりぐち)と言います。

(刀を持ち込めないよう、入り口のサイズを小さくしたとか。)

 

どこかかけたところがあって完全でない姿、それに満足する心をわびと考え、この精神が茶室に反映されています。

 

茶室を構成する要素として、窓、床の間、畳などがありますが、これらに様々なパターンがあります。

例えば、窓には下地窓、連子窓、突上窓などの種類があり、床の間は本床と略式床があり、位置関係から上座床、下座床に分かれています。

畳なんて、一畳ごとに名称が分かれていて、間取りは四畳半が基本ですが、「今日庵」※のような一畳台目という超極小の茶室まであります。

 

一言に茶室といっても、色んなパターンがあるのです。

これらの要素を頭に入れた上で、全国の茶室巡りをすると、それだけで和様の建築様式に詳しくなるのではないでしょうか。

 

※「今日庵」とは、利休さんの孫の千宗旦という方が建てた茶室で、その子供の仙叟宗室(利休さんのひ孫にあたる)が譲り受けました。この方から裏千家として流派が分かれています。(表千家、武者小路千家に分かれました)

 以下が門前の写真。一般人は入れないようです。

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露地とは、茶室に至るまでの庭です。

茶室に向かうまでに、俗世間の塵を払い、心身を清めるための場所としての役割を担っています。

こちらも色んな構成要素があります。

中門、蹲踞(つくばい)、飛石・敷石、雪隠(トイレのこと、せっちんと読みます)などがあります。

こちらも和様の伝統建築を構成する要素であり、茶道を学ぶことで詳しくなれますね。

 

②歴史

お茶の歴史を学ぶことで、日本史に詳しくなります。

抹茶は、鎌倉時代の中頃に栄西というお坊さん(臨済宗の開祖)が、中国(宋の時代)へ仏教の研究へ渡った後、日本へ持ち帰ってきました。

ここから、日宋貿易での花入、茶入、茶碗などの貿易品の流入もあり、貴族、武家、庶民にお茶の文化が広がっていき、千利休で大成されて現代に至ります。

 

お茶を軸に時代をたどっていくことで、その時代その時代の出来事を派生的に知ることになるので、日本史に詳しくなれますね。

 

③地理

お茶の産地、陶器の産地を学ぶことで、日本の地理にも詳しくなります。

抹茶は飲み比べをしていく過程で、どこ産の抹茶がおいしいとか、自分の好みが出てくると思います。これを機に地名に詳しくなりますね。

また、陶器は〇〇焼と言われるので、地名にリンクしますよね。

(僕はこの〇〇と日本地図上の位置が、まだ頭の中で一致しませんが。。。)

なお、お茶の先生方は、全国各地の窯を直接見に行かれる方が多いようです。

陶器の産地もたくさんあるので、窯巡りをしているとどんどん日本の地理に詳しくなっていきますね。

 

④仏教(禅語)、詩、漢文、書体

茶室に入って一番最初に拝見するのが掛け軸です。

毎度必ず拝見します。

掛け軸には、禅語、和歌、漢詩文、茶人の手紙等々が記載されています。

これらを読んで理解できないと、亭主のおもてなしの心や茶会のテーマを理解できないので、勉強する必要があります。

禅語を学ぶことで派生的に仏教にも詳しくなりますね。

詩や漢文への理解も身につくし、何より書体にも詳しくなりますね。

(僕はまだ書体が理解できていません。そもそもなんて書いてあるか読めない文字が多いし、達筆なのかも判断できていない。。。泣)

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⑤花

茶席では季節の花が入れられます。

花の種類ってとんでもなく多いですよね。。。

そして旬な季節もバラバラです。

今の時代はスーパーで季節関係なく年中トマトやきゅうりが食べられることもあり、本来どの植物がどの季節が旬か、が分からなくなってきています。

茶道を学ぶと、その季節ごとの花を用意することになるので、季節のメリハリがつくようになります。

そして、花の種類、旬な季節にも当然詳しくなります。

 

 

4.習得できそうな特技(6つ)

習得できそうな特技を6つ紹介します。

①お点前

茶道のお稽古といえば、メインはお点前の練習ですね。

季節や道具の取り合わせ次第で何パターンものお点前がありますが、これはお稽古をしていたら当然身につくものであり、習得した暁には特技と言えますね。

 

②古物の目利き

茶道具にはびっくりするくらい高価なものもありますよね。

茶道には「道具の拝見」があります。

このように、道具をよく見る機会が茶道では普段からあるため、経験を重ねれば目利きする能力が身につくかもしれません。

ゆくゆくは古物商の資格を取得して、工芸品売買のエキスパートになるというのもアリかもしれませんよ!

 

③和菓子づくり、料理

和菓子って、とてもきれいで繊細で、小さくて可愛らしくて、見るだけで感動しますよね。

そして、これどうやって作るのかな?と気になりだしたら、やってみたくなりますよね?

こうして、実際に和菓子を作ってみる過程で、和菓子づくりがいつの間にか特技になるかもしれません。

実際、youtubeで和菓子のわかりやすい作り方動画がたくさんUPされてます。

独学でできちゃいそうですね!(ほんとに便利で良い時代です。)

 

また、茶事では懐石料理が出ます。

亭主自らが料理して客に出すもので、一汁三菜※を基本としています。

※味噌汁、向付、煮物、焼物

お茶のお稽古では、生徒が各自何かを作って持ち寄って、茶事のお稽古をすることがあるようです。

半ば強制的にこういうお稽古があることで、自然と料理が特技になるのではないでしょうか。

(料理できない僕は戦々恐々、ガクブルしてます。。。これ読んで予習しておこうかな。)

 

④着付け

茶事や茶会の際のよそおいは、基本、着物です。

お茶会に出ることが多くなると、自然と着物を着る機会が多くなるでしょう。

回数を重ねることで、自然と着付けの能力がつくのではないでしょうか。

 

⑤書道

掛け軸には達筆な字が書かれています。

まず読むことから勉強ですが、その次に書いてみたくなりますよね?

こうして練習していくと、自然と字が上手くなっていつの間にか特技になっているかもしれません。

 

⑥絵画

掛け軸には絵が描かれる場合があります。

水墨画です。

墨一色を、その濃淡を使い分けるだけで表現する絵なんて、まさに茶道のわびさびの精神を体現しているようでカッコイイですよね!

カッコイイなと思ったら自分もやらずにはいられなくなりますよね?

こうして練習していくと、水墨画の達人になるかもしれません。

こちらも、youtubeでわかりやすい水墨画の描き方の動画がたくさんUPされてます。

独学でできちゃいそうですね!

 

 

5.まとめ

いかがでしたか?

これらを学ぶだけでも、教養と言われるものや日本文化をほとんど学べてしまうのではないでしょうか。

茶道は様々な要素が絡み合って構成されているので、各々の要素に興味を持ち、それらを追及していくと色んな分野のエキスパートになれる可能性があります。

 

1点、常日頃思っていることがあります。

それは、

「知ってるだけじゃ意味がない」

ということ。

知識というのは多ければ多いほど得ですが、知っていることが大事なのではなく、その知識を使うことが一番重要だと思います。

知識が多ければ、物事に対して対処するための選択肢が多くなります。

また、知識が多ければ、知識の掛け合わせた数だけ無数のアイデアを生むことができるので、ビジネスチャンスにもつながります。

要するに、これら知識は使うことで始めて価値が出てくるのです。

知ってるだけでいい気になってたらダメですね。

知識を習得=インプットしたら、使う=アウトプットできるよう、習慣づけていきたいものです。(インプットだけに偏りすぎないように。。。)

 

実はこのブログも、知識のアウトプット練習の一環だったりして。

 

おわり

 

 

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