上げ馬に野次馬

茶道男子始めました。茶道きっかけで和菓子にのめり込んでます。和菓子と趣味の投資について綴っていこうと思います。

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ねりきり『菊』の特訓

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急に涼しくなってきました。

9月が一瞬で終わろうとしています。

でもここから紅葉が綺麗な季節になるので、それはそれで楽しみではありますね。

 

さて、最近はたまにですが、お稽古用のお菓子を作っています。

季節・時期に応じた題材選び、どんな形にしようか、色はどういう加減の色にして、どんなバリエーションにしようかと、空いた時間はひたすらInstagramかネットサーフィンをするようになりました。

大変勉強になっています。

 

また、どうせ作るなら凝ったものにしたいなと、今までの作り方にひと工夫加えることを心がけて作るようにしています。

おかげさまでレパートリーが増えました。

ありがたいことです。

お稽古で皆さんに食べていただくので、一番良い出来のものを出せるよう、連日練習するようにもなりました。

 

そんなこんなで、今回は菊と秋桜を作りました。

こんな感じ。

 

今回の菊は、Instagramの三日月和菓子さんの投稿を見様見真似で作りました。

ヘラ菊の要領で線を入れた後、ハサミで花びらを切っていっています。

とても小さく、細かくハサミを入れる必要があり、慎重な作業となるので、1つ作るのに10分以上かかっています。

それでも出来上がったものを見ると、我ながら精巧に作れたなと感じ、達成感に浸ってました。

 

これでも何度も試作に試作を重ねています。

1作目はこんな感じでした。

全く手も足も出ない訳ではないなという若干の手ごたえは感じるものの、花びらの枚数、切り方、黄色の強さ、等々に課題感を覚えました。

三角棒の菊芯が上手く使えなかったので、漉し器を使ってしべを作ってますが、やはり菊芯の方が綺麗に見えるので、次回作ではなんとかコツをつかむべく挑みます。

 

次の日の作品はこんな感じです。

花びらも意識して綺麗に切るようにしました。

三角棒の菊芯は使えましたが、もう少し奥深く押し込みたいところです。

黄色以外でも様になるかを試しに作ってみました。

薄い青色バージョンがこちら。

 

薄い紫バージョンがこちら。

 

黄色、青、紫と3種類もあれば選ぶ側も楽しみが増えて良さそうです。

こちらの3種類の色バリエーションでいくことにします。

また、側面に線入れたり花びら切ったりで、ねりきりを持ってルミアカップに入れるのがとても難しいです。(ねりきりの側面を触ると、入れた線や花びらを潰して消してしまうため)

なので、ルミアカップにねりきりを入れる練習も兼ねて、ルミアカップも用意しました。

左手の指4本でルミアカップを凹ませて、中央部分だけ盛り上げて、盛り上がった部分にねりきりの底の中央を接着させる、これがコツですね。

 

ルミアカップにもなんとか収まることを確認できました。

 

そして、お稽古前日に1から全部作り上げます。

黄色はこんな感じ。

 

練習時に課題だった点はなんとか気を付けて完成させました。

秋桜含め全種類がこちら。

 

我ながら渾身の出来になりました。

 

 

 

というわけで、最近は良い機会を与えてもらったことで、事前リサーチ、試作・練習、と、上達につながる事が継続してできています。

これからも、このありがたい機会を利用して、自分の技術向上に精進していきたいと思います。

そのうち、作成過程をYoutubeに載せていけたらと思ってます。

 

 

 

 

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