料理経験値0の僕が和菓子作りに挑戦するシリーズです。
今回は、『こぼれ萩』に挑戦してみようと思います。
桜は「散る」ですが、萩は「こぼれる」という表現をするらしいです。
今回、新宿栄光堂の片岡先生から教わったので、先生直伝の作り方で作っていこうと思います。
それでは早速。
1.練りきり【こぼれ萩】の作り方
①着色
黄緑色を作ります。
青色と黄色を混ぜ合わせて黄緑色にします。
コネコネして、こんな色になりました。
少し濃いので白色ねりきりを追加します。
こんな感じの黄緑色になりました。
まぁ良い感じの濃さになったかな~~
着色はこれにて完了です。
使うのはこちらの白色、黄緑色のねりきりです。
②包餡、形づくり
まず、白色ねりきりで黄緑色ねりきりを包餡します。
今回は、少し変わった包餡のやり方をします。
白色ねりきりを均等に平らにするのではなく、手前側だけ押しつぶしてから黄緑色ねりきりを包餡します。
こうすることで、包餡できた瞬間に黄緑色のぼかしが完成するのです!!
それではやってみます。
白色ねりきりを手前だけ押しつぶします。
横から見るとこんな感じの不均一な厚さになっています。
さて、こちらの手前側の薄くなった所に黄緑色ねりきりを置き、包餡していきます。
包餡すると、こんな感じのぼかしができました。
次はこしあんを包餡していきます。
先ほど作った玉を平らにしますが、今回は、上から垂直に押して平らにするのではなく、手前から奥側へ押し当てて平らにします。
力の作用はこんな感じ。
こんな感じになりました。
濃淡が良い感じについた生地になりました。
それでは包餡していきます。
包餡できました。
ここから、球形の玉をラグビーのボールの形に成形します。
こんな感じ。
白色、黄緑色が程よいバランスになっている箇所を表面にします。
ここからはさらし布巾を使って、ねりきりを絞って線を入れていきます。
僕は濡らした茶巾を使います。
こんな感じで包んで、両端をねじります。
ここで、両端を親指と人差し指でつまんで、指先に力をいれて左右に引っ張ります。
茶巾をほどくとこんな感じになりました。
ん~~~
茶巾で包んだときに、上手い具合に線が入るように、予め茶巾のシワをずらしておく必要がありますね。
2つ目作る際にリベンジすることとして、次に進みます。
次が最後の工程。
新引粉を斜めに配置して完成です。
これにて完成なのですが、以下2点を注意して2個目を作ります。
1つ目
表面はできるだけ平らな方が良い気がするので、茶巾で包む前にラグビーボール型の1面を平らにします。
2つ目
茶巾で絞る前に、茶巾で包んだ時点でねりきりの中心に線が入るように、茶巾のシワを調整した上で絞るようにします。
まず、1つ目ですが、こんな感じで平らな面を作りました。
左右に力を入れ、下の面が平らになるようにします。
次、2つ目の注意点ですが、茶巾のシワを上手く調整して絞った結果がこちら。
1個目よりはマシかなぁ。。。
というわけで、新引粉を付けて完成です!!!
左が1作目、右が2作目です。
2作目を拡大。
1作目よりも茶巾絞りによる線は上手に入ったのではないでしょうか。
それでは、お抹茶とともにいただきます!!
2.完成
角度を変えて。
中身はこんな感じ。
おいしくいただきました。
3.まとめ
今回は「こぼれ萩」を作りました。
茶巾で絞る工程は、早くできるものの、シワの寄せ具合や力の入れ具合により、毎回仕上がりが変わります。
品質が安定しません。。。
色んな表情に仕上がるという面白さもありますが。
とはいえ、一定の品質は保ちたいものです。
簡単なように見えて奥が深い茶巾絞りです。
練習しないと!!
今回はここまでです。
それでは~~~
※しろあん、こしあんは「あんこの内藤」さんのものを使ってます!!
注文すると手書きのお手紙を頂けます☆☆☆
まとめ買いすればするほどディスカウントされるのでさらにお得!!