上げ馬に野次馬

茶道男子始めました。茶道きっかけで和菓子にのめり込んでます。和菓子と趣味の投資について綴っていこうと思います。

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今週末は池坊中央研修学院で勉強してきました!

今週末は池坊中央研修学院へ行ってきました。

前回は4月にあったのですが、実家に行く用事と重なってしまってお休みしてしまったので、今回は2月の京都以来の中研※です。

※池坊中央研修学院のことを略して中研というらしい。

 

中研ってこんなとこ。

 

www.kousui.info

 

 

で、久しぶりの中研だったわけですが、今回は土曜日が『生花④』、日曜日が『自由花④』でした。

(僕は中研のうち、『教養科A』という一番入門のコースに通っています。)

 

まず、土曜日の『生花④』のテーマは、生花新風体※でした。

※「しょうかしんぷうたい」と読みます。

池坊は大きく3パターンの型があります。

それぞれ、立花(りっか)、生花(しょうか)、自由花(じゆうか)です。

立花と生花は、花を生ける型が決まってますが、自由花はその名の通り自由。

で、立花と生花は型が決まってるものの、ある程度のルール・制限はあるものの自由に生けても良いパターンがあります。

このある程度自由なパターンのものを「新風体(しんぷうたい)」と言います。

逆に型が決まってるものを「正風体(しょうふうたい)」と言います。

 

というわけで、内訳はこんな感じ。 

 

No 種類
1 立花 正風体
新風体
2 生花 正風体
新風体
3 自由花 -

 

立花正風体、生花正風体は、池坊の長い歴史の中で洗練された決められた型があり、見ていてめちゃくちゃ綺麗です。

立花正風体ってこんな感じ。(僕が生けた下手くそなやつですが。。。)

f:id:kousui5724:20210613222227j:plain

 

これ、花器に近いお花ほど曲がってる角度が急になってることが分かると思います。

この急な角度を作り出すために、針金をたくさん使ってます。

作成工程はまるで図画工作ですww

でも、針金を花に入れたり巻いたりして生けていくので、僕の場合は完成するのに4時間半くらいかかってしまっています。。。

 

ちなみに生花正風体はこんな感じ。(こちらも僕が生けた下手くそなやつですんません。。。)

f:id:kousui5724:20210613223743j:plain

 

こちらは生花正風体のうちの二種生というやつです。

花材が2種類だからですね~

一種生から三種生までの合計3パターンがあります。

器に対する高さの割合や、折れ曲がる角度・高さなど詳細に決められていて、それはそれは繊細で美しいものです。

 

 

1.生花④『生花新風体』

話が逸れましたが、 土曜日に『生花新風体』を習ってきました。

午前中講義、午後に実習のスタイル。

出来上がった作品の写真はありませんが、先生に手直し頂いた写真がこちら。

f:id:kousui5724:20210613225519j:plain

素敵すぎる。。。

 

なんですが、今回、恥ずかしいポイントが2つ。

まず1つ目。

手直しがほぼ全面的だったこと。。。

僕が生けた面影はほぼ残っておりませんww

手直し前の写真がなくて残念なのですが、先生の手直しによる変わりようは本当に感動的です。

今回、新風体ということで、正風体とは異なり自由な生け方にすべき所、正風体に似たフレームに若干合わせてしまっていたのが原因です。。。

 

そして2つ目。

花材を4種類も使ってしまったこと。。。

お稽古でも新風体やる時は3種類だったのですが、本やネットの画像検索で調べてたらそれ以上使ってそう、に見えたのでそうしちゃいました。

うっかり。

もちろん、生花新風体は花材は3種類がルールです。

(はらん、シマフトイ、ヒマワリ、これに加えてピペリカムを使ってしまってます。)

平日働きすぎて体調がすこぶる悪く、頭がぼーっとしてて判断力がなかったです。と言い訳してみる。。。

痛恨のミスを犯してしまいました。
 

 

そんなこんなで、土曜日はめっちゃ気分が沈んでしまいました。

 

 

中研でいつも悩むのは、花材の取り合わせです。

正直、めっちゃ苦手です。

数ある花の中から、生けたい花を選ぶのって個人的にはめちゃくちゃ難しい。

これ、本当に克服したい。

生けたい花を生ければ良いとは言われるのですが、そうは言ってもですね。。。。

好きな花は何?と聞かれても答えに窮してしまう自分がいます。

好きな色は黄色なので、黄色の花というといっつもガーベラを選んでしまいます。

夏だとヒマワリが選択できるので嬉しいですが。

これにはこれが合いそうとかっていう発想力が不足してるんですよね。。。

模写したり真似事は結構得意な自信があるのですが、0からの発想というのは特に苦手なんでして・・・・

 

先生からは良く「花屋に通ってお花をたくさん見るしかないわよ」と言われます。

そうですね~、お花屋さんに通う習慣を作らないと。

その前に、お花屋さんが開いてる時間に帰れるようにしないと。 

ほんまに定時帰りさせてくれ。。。

 

2.自由花④『器からの発想』

タイトルからして嫌な予感がしていました。

「器からの発想」

花材を選ぶのがまず苦手な上に、今度は花器も選ばなきゃいけない。。。

池坊の自由花は色んな環境、場面に合わせることができるのがポイントです。

なので、変わった形の器にお花が生けられることがよくあります。

花材の取り合わせで苦労しているのに、ここからさらに変わった形の花器を選ぶなんて完全に自分のキャパ超えで、とても戦々恐々としておりました。

 

とはいえ、午前の先生の講義を聞いたところ、なんとなく考え方というのがぼんやり理解できました。

自由とはいえ、自由の中にもこの形にはこの感じは合うがそれ以外は合わない、というパターンなるものが少しはある模様。

このパターンを今後学習して嗅覚レベルで身につけていく必要あるんだなと理解しました。

 

これまた先生の手直し前の写真んはありませんが、先生に手直し頂いた作品がこちら。

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こちらも素敵すぎる。。。

 

これまた、全面的に先生に手直し頂いています。

あぁ恥ずかしい。。。

まぁでもそうは言ってられません、勉強の場ですから。

色々チャレンジしたものに対しフィードバックしてもらえるのはほんとに勉強になります。

 

今回、この変わった形の花器を使いましたが、これ、挿し口が小さくて生けるのがほんと大変で。。。

挿し口が小さいので、剣山が入らず、代わりに「オアシス」を使うことに。

オアシスってスポンジみたいなやつで、これにお花を挿すことができるんです。

ですが、このオアシスも使ったことがなく、大変苦戦しました。。。

 

使った花材ですが、アスパラ、ユーカリ、ベルテッセン、ナデシコ、シマフトイです。

先生の手直しで、ユーカリは葉っぱだけが使われました。

個人的にはこの使い方が一番圧巻でした。。。

すごいの一言。

 

 

 

というわけで、花材選び、器選び、本当に難しいなと認識した週末でした。

次回は9月。

それまでにまた修練しておこうと思います。

今回はここまでです。

それでは~~

 

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