昔、海外出張にめちゃくちゃ憧れていた時期がありました。
なんとか引き抜いてほしいなと思い、TOEICのスコアを上げようと頑張ってた時期がありました。
その時の勉強法を振り返ってみて、今後の語学系資格取得にも応用できるか試そうと思います。
なお、結局TOEICのスコアは上がりましたが、すらすら話せたり、議論を交わしたりできるレベルにはなっていません。
しかし、スコアは客観的にものすごく分かりやすい指標であり、それなりに説得力を持つので、結局、僕の場合は海外案件に携わることができました。
そのため、短期間頑張って良いスコアを早めに取っておくのは、とても価値のあることと思います。
僕の場合は、最初受けた時の560点から始まり、そこから何度か受けて最高860点までいきました。
感覚では、700点台まで上げるフェーズと800点台へ乗せるフェーズで、対策が異なるような気がしています。
そのため、今回は700点台へ上げるフェーズにおいて、振り返ってみてどういうやり方が効果的と思うかを書いていきたいと思います。
①受ける前の自分のレベルと環境
まず、TOEICを受ける前の僕のレベルや環境を記載します。
・英検3級所持(中学校3年生時)
※2級は高校2年生の時、筆記は受かるも面接で落ちてました。
・海外留学経験なし(英語圏に行ったのは、旅行でイギリスに行った4,5日のみ)
・日常で英語を使う業務は全くなし
まぁごく一般的な日本人サラリーマンではないでしょうか。
②スコアの推移
これまでのスコアの推移を記載します。
2009/6 | 560 |
2010/9 | 710 |
2013/5 | 860 |
※2010/9から2013/05まで何度か受験しています。この何度か受験していた時期のスコアは全て810~840くらいでした。
700点台は思ったよりあっさり取れた印象でしたが、800点台で伸び悩みました。
900点台は一度も到達したことがありません。
③スコア700点台へ上げるために取った対策・勉強法(リーディング編)
僕の所感ですが、700点台は、とにかく全問解いたら取れる気がします。
TOEICは大きく2つのセクションに分かれて入れ、それぞれの時間配分は以下となっています。
・リスニング:45分
・リーディング:75分
この時間内に全て解ききる必要があるのですが、特にリーディングが 曲者で、とにかく時間がない。。。
最初にTOEICを受けた時は、このリーディングの時間が足らず、残り3分で20問ほどを残しており、適当にマークして終了してしまいました。
僕が受けていた時は旧様式ですが、リーディングにおける単語数は約6,500と言われていました。(今は新様式となり、さらに増えて約7,000と言われています。)
ここから分かるのは、TOEICはとにかく速読力が求められているということ。
そのため、まずは全問解ききることを目標に対策を行い、時間内に全問読破し回答した結果、700点台に乗せることができました。
全問解くためにどうしたか、以下に記載します。
1.知っている単語量を増やす
文章の読解において、分かる単語の多い少ないは、読むスピードと理解度、正答率にかなり影響を与えます。
知らない単語が多いと、知っている少ない単語から意味を類推するしかなく、正解を導くのが遠のくばかりか、毎回毎回立ち止まって類推するしかないので、読むスピードが遅くなる原因にもなり、結果時間切れになる可能性が高くなります。
また、知らない単語が多いことで、途中で不安になり(メンタルへの影響)、集中力が削がれ、やはり正答率への影響が出てきてしまいます。
とにかく僕は単語量が貧弱でした。
そのため、単語帳をひたすら読むことにしました。
使っていた参考書は「TOEICテストにでる順英単語」。
※僕はブックオフで購入したので、カラー版ではなく、もう一世代篩古いバージョンです。3,060語も収録されていました。
この参考書は、過去のTOEICテストをコンピュータに読み込ませ、登場頻度が高いものから順番に掲載されているため、効率的に単語を覚えることができます。
これを会社の行き帰りの電車内でひたすら読みました。
3周は読んだと思います。
何回も読むうち、何度も間違える単語をペンで下線を引き、ページに折り目を付け、最終的にはこの何度も間違える単語だけ、さらに繰り返し読みました。
なお、個人的な感覚ですが、参考書類は青色ベースのものが暗記には良いと思います。
目に優しく、集中力も上がり、効率的に脳に定着する気がしています。
(ペンも青ペンを使用しています。)
2.英文に慣れる
リスニング含め、2時間ぶっ続けで英語を見る、読むということは、日常的に全くない方が多いと思います。
※リスニングも選択肢の回答は英文なので、結局、英文を読んでいることになります。
そのため、試験の時だけ2時間も英語に耐えられるわけがありません。
英語への耐性、体力をつける必要があります。
(試験の途中で集中力が切れる原因は、英語への耐性、体力がないことにあると思います。要するに英語に慣れていないことが原因です。)
これへの対策は、ただひたすら慣れるしかありません。
僕は公式問題集を繰り返し実施しましたが、途中で終わらせたり、部分的にやるのではなく、必ず通しで最初から最後まで解くようにして、2時間英語を見続けることができるようにしました。
なお、問題集はたくさん出ていますが、やるなら公式問題集が一番良いです。
やはり公式なので、本番テストの作意を踏襲して作成されているため、傾向を捉えるのに最適です。
3.解く順番を変える
これはテスト時の小手先技術ですが、Part7の長文読解をまず最初に解くのが良いと思います。
理由は、このPart7を最後にもってくると、残り時間が気になってとてもプレッシャーとなってしまい、冷静に文章を読めなくなってしまうからです。
長文読解問題は、読んで理解すれば回答の正答率が上がりますが、読むのに多少時間をかける必要があります。
それに引き替え、Part5の短文穴埋め問題は、ぱっと見てすぐ回答することが可能(あまり悩む余地がなく、知ってるか知らないかの要素が強いため、悩んでも正答率に変化はそこまでない)であるため、後回しにして回答を最後にもってきても、残り時間をプレッシャーに感じることはありません。
そのため、Part7長文読解問題はリスニングが終わった直後の、時間に余裕がある時に落ち着いて解くことが、正答率UPにつながると思います。
(Part7⇒6⇒5とやっていくのがおすすめです。)
※その他、昔は、リスニングのナレーションの間にリーディング問題を解くことがグレーゾーンで、裏ワザとしてこれがかなり有効でした(Part5の短文穴埋め問題を10問はできた)が、今は禁止事項となっているため、おすすめできません。
以上が、リーディングセクションにおいて、僕が実施した対策と勉強法です。
上記の1.と2.をテスト前の2か月間、集中して実施しました。
これにより、テスト時間内に全問読破と回答をすることができるようになりました。
リスニングセクションに関する対策と勉強法は別途記載致します。