今日は寒かったですね。
昨日なんか、ひょうが降ってきましたからね。
平日は、もうコート要らないのかなというくらい暖かかったことを思うと、寒暖差が激しすぎます。
(そういや株価も最近寒暖差が激しいなぁ。。天気まで真似せんでも良いのに。)
1.和菓子2つ目「桜」
さて、前回のつづき
和菓子づくり2つ目です。
今度はピンク色の「こなし」を使っていきます。
ピンク色で「桜」をイメージしたお菓子を目指します。
作成工程は途中まで前回同様ですが、仕上げの工程だけ異なります。
①ピンク色の「こなし」をこなします。
②こなした「こなし」を3等分にします。
③「こなし」を両手で挟み込み、押さえつけて平ぺったくします。
④白餡を「こなし」で包み込んでいきます。
(平ぺったくした「こなし」を左手の手のひらに乗せ、そのうえに白餡を置き、白餡を上から抑え込むようにして「こなし」で包み込んでいきます。)
包み込みが完了したら、ピンク色の「こなし」を球体に整えます。
⑤ぼかしを入れます。
(白色の「こなし」をマーブルチョコレートよりやや小さめにちぎり、指でつぶして平ぺったくしたものを、⑤のピンク色の球体に乗せ、くっつくように引き伸ばします。)
===ここまでは前回と同じ======
ここから桜の5枚の花びらを表現できるよう細工していきます。
「竹べら」という木製の道具を使っていきます。
だんだん図画工作っぽくなってきたぞ!!
⑥中心が分かるよう目印をつけます。
ぼかしの部分に「竹べら」で中心点を入れます。
この中心点から5本の線を放射状に「竹べら」で薄く入れます。
5本の線なので、線と線の間が90度より小さめ(360度÷5=72度目安)となるようにします。
⑦⑥でできた線と線の間に、人差し指でくぼみを作ります。
この時、手袋にしわが寄っているとそのしわの模様がついてしまうため、事前に人差し指部分の手袋を十分に引き延ばしておきます。
⑧くぼみの先端(お菓子の円周部分)に「竹べら」で切れ込みを5箇所入れます。
桜の花びらって先端がV字になってますよね。
このV字を表現しています。
⑨ぼかしの中心点から⑥で入れた線と線の間に短い線を5箇所入れます。
⑩黄色の「こなし」を少量丸めて(MINTIAくらいの大きさ)、ぼかしの中心点に乗せて出来上がりです。
(消えかかっている線の手直しをお忘れなく。)
2.出来栄え
完成品がこちら(左側)
ん~、これは難しかった。
1つ目の「菜の花」に比べるとかなり難しかったです。
線の入れ方とか、くぼみのさじ加減とか、小さな球体に対してかなり繊細さを要求されます。
そういえば、僕が初めて最初から最後まで見た連続テレビ小説が「あすか」※ってやつで、和菓子屋さんのお話だったのですが、仮面ライダー1号(=藤岡弘)が和菓子職人さんとして出てて、それはそれは大事そうに、丁寧に和菓子を作ってたなぁ、と思い出しました。
※2000年の番組です。他に藤木直人、竹内結子が出てました。 何年経ってもオープニングメロディーが頭から離れないんですよね~
このあと3つ作るのですが、そのうちの1つは復習がてら「桜」を1つ作りました。
残り2つはとても簡単なバージョン。
⑤のぼかしを入れるまでは一緒で、このあと茶巾絞りに球体を包み、中心からやや下を「竹べら」の尖った先端で押し込み、くぼみを作ります。
茶巾絞りから取り出した後、このくぼみに黄色の「こなし」を乗せて出来上がりです。
作った全5作品がこちら。
それなりに形になりました。
3.感想
作って試食した後は、先生から和菓子の歴史等についてお話いただきました。
最初は、お菓子は、木の実や唐菓子がでしたが、その後、江戸時代に砂糖の国産化に成功してから今のようなお菓子ができるようになったとのこと。
意外と最近なんですね。
江戸時代に鎖国となり、外部環境の影響を受けることがなくなり、国内が安定して生活が豊かになったことが、職人の創造性を伸ばし、和菓子の発展につながったのではと察します。
和菓子は五感を使っていただくとのことですが、出されたときにまず圧倒されるのが、なんといっても見た目の素晴らしさではないでしょうか。
とても繊細で、色鮮やかで、それはもうアートと言えます。
こんなんどうやって作ったんやろかと不思議に思いながら食べてましたが、今回初めて作ってみて改めて思いました、、、
やっぱ、食べるのもったいないな!!!!
まぁそれでも食べてしまうんですけど。
これからは、この部分はもしかしたらあれ使ってこうしたのかな?とか想像の幅を広げて、より一層和菓子を楽しめる気がしてきました。
というわけで、今回は京都の和菓子屋さん「老松」さんにて和菓子づくりを体験してきました!!※詳細はこちら
また機会があればやってみたいです。(今度は生地「こなし」づくりから)
和菓子を5個も作れて、抹茶までいただけるとても良い体験でした!