いつの間にか3月に入り、何もしないうちに今月もあっという間に過ぎてしまいそう・・・
毎年来るこのシーズン、この『春』を迎えるころに、今年は何か習い事を始めたい!という気持ちに誰もがなりますね。
僕は30半ばにして茶道を習い始めました。
(習い始めてまだ5か月くらいのぺーぺーですが。。。)
超ド級の初心者ですが、茶道ってとても良いなぁと実感しています。
そのため、【習い事】の選択肢のひとつとして、茶道をおすすめしたいと思います。
①こんな人におすすめ
ずばり、会社員です。
理由は簡単。
無心になれるから!
会社員は、日々、タスクとスケジュールに追われています。
気が合わなくても毎日会わなければならない同僚、人間関係もあります。
なかなか言いたいことを言えなかったり、他人からの心無い言動に傷つけられてしまうことも多々あります。
どう考えても、日々多くのストレスを抱えてしまい、四六時中、頭の中は仕事のことばっか、嫌なことのエンドレスフラッシュバック状態になりがちです。
一方、茶道はご想像のとおり、作法が多い、それもとてつもなく細かい作法が多い。
しかしこれがかえって、お稽古中は茶道だけに集中することができるのです。
静寂な空間で、ひとつひとつの動きに集中し、お茶を点てます。
「形」通りにできるよう、とにかく集中してやるしかありません。
すなわち、この時間、嫌なことをフラッシュバックしている余地がないのです!
無心になれるのです!
(とても良い気分転換になります。)
なお、「形」通りにお茶を点てれた時のすっきり感は、そらもう最高です。
「形」とは、一見とてもナンセンスのように思えますが、何百年も続けられていることからもわかるように、それが一番合理的であり、最高に美しい姿なんだろうなぁと思っています。
あと、以上の効用から、もちろんトレーダーにもおすすめです。
(最近のコロナウィルスによるメンヘラ相場に、メンタルをやられかけている僕も茶道によりかなり助かっています。w)
②おすすめポイント
茶道をおすすめするポイントを書いていきます。
1.姿勢が良くなる
自分は超ド級の初心者なので、まだ姿勢が完全に良くなっているわけではないですが、姿勢を良くしようという意識は確実に芽生えました。
なぜか、、、
それはただ単純な理由なのですが、姿勢が良い姿こそが美しいからです。
美しい姿を見るのも気分が良いですし、姿勢を良くすることで、今の自分が美しく他人から見えているかなと思えるだけでも気分が良くなります。
逆に姿勢が良くないと、相手から不快に思われてしまっているのかも、、、と考えるようになりました。
相手に対して心をつくす、まさに姿勢ひとつ取っても、茶道にはおもてなしの精神が備わっているのです。
2.メンタルをコントロールできる
これは「①こんな人におすすめ」にも書いた通りです。
無心になれます。
ある程度の道具を揃えれば、自宅でも自主練できちゃいます。
(僕は出社前に15分毎朝やってます。)
3.日本文化を理解できる
茶道には、茶室、露地、茶道具、掛物、茶花、等々、建築様式からお花まで様々な要素から成り立っています。
お茶を点てて飲むだけじゃありません。
これらひとつひとつを知るにつれ、日本の歴史を学ばずにはいられなくなります。
特に掛物なんて大変興味深いものですよ!
掛物はその茶会の趣旨を示す重要なものであり、「南方録」で「掛物ほど第一の道具はなし」といわれるように、茶会の中心となるもので、席入りする際には真っ先にお辞儀をするものです。
「日々是好日」もこの一種ですね。
ちなみに僕が今まで見た中で一番のお気に入りがこれです。
壺中日月長
(こちゅうじつげつながし)
また別途解説記事を書きたいと思います。
③男子には敷居がさらに高い?
結論、そんなことありません。
(敷居が高いと思っているのはあなただけです。)
千利休の時代から、お茶は武士などの男中心の世界だったようです。
※明治時代あたりから教育という観点から女性に普及していったらしい。
だから男子こそやるべきですね。
男子がやって当然でしょという気持ちで良いのだと思います。
また、僕が通っている教室は、ほかにも男性が何名かおり、全く心細くありませんでした。
④習い始めたきっかけ
参考までに、僕が茶道を習い始めたきっかけを書いていきます。
●華道の先生が、映画「日々是好日」を見て、樹木希林さんの以下のセリフがとても印象的だったと言っていたこと。
「まず「形」から。先に形を作っておいて、後から「心」が入るものなの。」
●おかんが茶道をやっていたこと。
●茶道のことを調べていたら、以下の広告が出てくるようになったこと。
半年間で毎週の全20回(各回2時間)で「初級」なる資格がもらえます。
一通りの基礎を教えてもらえます。
※もちろん、毎回お茶もお菓子もいただけます!!!
半年だったら続けられそうじゃないですか?
ちなみに僕は「裏千家」という流派で、この「裏千家」での「初級」は、以下サイトからどのレベルか確認することができます。
初級、中級、上級、講師、専任講師、助教授、と続いていくようですよ。
この「専任講師」の時に、「茶名」がもらえるようですね。
「茶名」とは、千利休以来の歴代家元の「宗」の字をいただくことです。
ここまでくるとかっこいいですね!!!
※もともと千利休は「千宗易」という名前でもあったのです。
というわけで、春から習い事を考えている方にはぜひ【茶道】がおすすめです。
思い切って始めてみてはいかがでしょうか?